日差しが心地よい季節、外出を楽しむ際に欠かせないのが日焼け止めです。
ただ、お風呂に入った後にふと「しっかり落とせているのかな?」と心配になることもしばしば。
そこで今回は、スギ薬局の美容部員であるビューティアドバイザー(BA)が、フェイス&ボディ用日焼け止めの正しい落とし方を解説します。
日焼け止めの落とし方はタイプによって変わる

ウォータープルーフやSPF、PA値の高い日焼け止めは、洗浄力の強いオイルクレンジングで落とすのがベストです。こうしたタイプは、専用のクレンジング剤が必要な場合もあります。
日常的に使うSPF30・PA++などの日焼け止めであれば、クリームクレンジングや普段使いの洗顔料で基本的には問題ないでしょう。
SPF、PA値が低く石鹸オフの表記があるタイプは、石鹸やボディソープでも落とすことは可能ですが、油性の汚れは落としきれないため、とくにメイクをしている場合はクレンジングを使用したほうがお肌を清潔に保てます。
日焼け止めの正しい落とし方

日焼け止めは、顔→体の順に落としましょう。順番が逆になると、顔を洗い流したときに、体に再び汚れが付着してしまいます。
部位ごとの日焼け止めの落とし方は次の通りです。
【フェイス用】日焼け止めの落とし方

まず、クレンジング剤(または専用のクレンジング剤)や洗顔料を使って、摩擦に注意しながらやさしくなでるように洗います。
次に、肌残りがないように入念に洗い流しましょう。生え際やフェイスラインは洗い残しがおきやすい部分なので、とくに意識して洗い流したい部分です。
最後に化粧水でお肌に十分にうるおいを与え、水分が蒸発しないように乳液やクリームでフタをしましょう。
【ボディ用】日焼け止めの落とし方

ウォータープルーフやSPF、PA値の高い日焼け止めは、体でもクレンジング剤(または専用のクレンジング剤)を使用するのがおすすめです。
ただし最近は「普段お使いの洗浄料をボディタオルなどでよく泡立て、丁寧に洗い流してください」といった記載がある商品も多くあります。その場合は、記載に従う形で問題ないでしょう。
体もこすらないように注意しながらやさしく洗うのが基本です。背中などにぬるつきが残っている場合は、洗い残しがある証拠なので注意しましょう。
最後にボディクリームなどで、しっかりと保湿を行います。
日焼け止めはお肌を守るために欠かせないアイテムですが、使った後にしっかり落とすことも美肌を保つ秘訣です。
紫外線対策だけでなく、お肌を清潔に保つことも意識して、これからの季節を思いきり楽しみましょう。